心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

2022-01-01から1年間の記事一覧

思いの他、巡る季節

ウォーキングを始めた3月下旬の頃、新緑の柳と桜が主役だった。対岸の柳も枯れ木をバックに際立っていた。 それがどうだろう、あの時の柳はすっかり溶け込んでいる。 岸辺の水性植物の変化も著しい。 寒さが緩み暖かさがましてきて、桜の開花が話題に上がる…

キジバトって知っています?

これはキジバトといって、公園やお寺の境内で餌に群がっているドバトとは違うこと、ご存知でしょうか。 ドバトは個体によって色々な模様があるのに比べて、日本在来種のキジバドはこの模様だけです。それはドバトが元は伝書鳩のような家禽だったものが野生化…

デイケアデビュー

昨日、96歳母の機能訓練型ディサービスへの通いが始まった。 午後の2時間半休憩を挟んで、最初は皆で、後半はそれぞれ個人の状態に合わせての簡単な運動メニューが組まれているようだ。 事前にここを見学に行った時、施設の人が「内は他のデイケアのようにお…

身につけてこそ真の学び

維摩会 春秋館において仏教哲学の一つ唯識学を学んでいますが、単に知識を得ることが目的ではありません。 元々唯識はガチガチの空観思想に対抗して出てきたもので、唯識瑜伽行派と言われるように、この集団はヨーガをやっていた集団です。仏教の場合私たち…

桐は草の仲間!?

本日の朝の散歩で桐を見つけました。 上の方にある茶色の房状のものは何かと思い拡大してみると、 もっと拡大してみると、花が一つニつ残っているのを見て、花が散ってしまった後の景色だったと理解しました。 花は初夏に咲くとありましたので、今年は早く咲…

残り少ないおねだりの機会

今朝の散歩で電線に止まっているつばめの親子を見ました。この写真の直前に、餌をおねだりして羽をバタバタしている個体にもう片方が餌をあげているのを見ました。 また、向って右側の個体の方が尾羽が長いのが分かりますか?左側は巣立ち間もないヒナと思わ…

意外な結実

1ヶ月前公園を散歩中に、つる性の植物に見たことの無い小花を見つけた。 その花の色合いに心惹かれ、写メしたり、眺めたりすることひとしきり、次にこの植物の名前が気になり、 携帯の植物検索のアプリで調べると、映像と共に目に飛び込んできたのは「アケビ…

木道の励まし

早春の頃、まだ歩いて行ったことのなかった、この公園に来てみた。 道路を挟んで、大きな池と小さな池を回り家まで戻ると1万歩で行けることが分った。 朝早く家を出ると、まだ人々の活動が始まる前、気持ち良く歩けることが分かり、早朝ウォーキングが日課に…

私たちのスーパーヒーロー

「維摩尊者」という方をご存知でしょうか。 聖徳太子によって初めて日本に解説された仏典の一つ「維摩経」に登場する人物です。古代インドの富豪で、お釈迦様の在家の弟子となったといわれています。 1〜2世紀当時のインドでは部派仏教と呼ばれている教団が…

大事なタイミング

今、このオオムラサキツツジの光景が街のあちらこちらに見られ、咲き誇っている。 低木の生垣として道路沿いにもよく見られる。新緑が綺麗だが花がない。あったとしてもぽつんぽつんと、ところどころに見られるだけだ。 花が咲き終わった直後に剪定をしない…

96才の武勇伝

今度は96歳の母が腰が痛いと言う。いつもとは違う様子にかかりつけの整形外科に一緒に行った。骨折やひびはないとのことで一安心した。 40年前に変形性股関節症で両側の大腿骨頭、受け皿共に人工関節の手術をしている。30年が耐用年数と言われていることもあ…

身を滅ぼす過ぎたる自己執着

仏教の大きなテーマの一つに「執着を去る」があリます。 先日の維摩会 春秋館の講義で、唯識学の四分義の中の自証分、証自証分の実修があった。その日は自己執着を観るということで、その具体的な例を幾つか上げてくれました。どれもこれもいつも普通にやっ…

低血圧性マイナス思考

叔母の「低血圧による起立性めまい」と聞いて、思い至ったことがある。 私も低血圧である。 兎に角、体を動かしているのが好きで、というよりじっとしていると調子が悪くなってくる。 最近、早朝ウォーキングが日課になりつつあるが、その日の午後は、叔母と…

筋肉貯金、骨々貯金一日にして成らず

叔母は入院して直ぐ「低血圧による起立性めまい」です、と言われた。 ベットから降りようとして尻もちを着いたとの叔母の説明だが、自分でもよく分かっていないようで、それ以上の説明はない。 前二回の夜のトイレの際の転倒は睡眠薬の服用と思われ、リハビ…

後期高齢者と後期高齢者予備軍の初Web面会

尻もち転倒で入院して一週間経過した叔母91歳と、昨日初めてWeb面会をした。 こちら側は主人の母(叔母の姉)、主人、私、私たちも初めての事だったので、少々ドギマギしながら始まるのを待っていた。96歳の母には事前に説明はしたものの、これからやろうとし…

狂った季節

今年の1月2月は本当に寒かった。待ち遠しかった春は来たものの、その様相は今までとちょっと違う。 春は三寒四温といって以外と寒さと暖かさが入り乱れる季節だが、それが半端ない。 春を通り越し、初夏を思わせるような日だったか思うと、冬のコートを引…

骨粗しょう症の薬

大腿骨の骨密度が若い頃に比べて70%を下回ると骨粗鬆症となる。私は69%だった。 町の整形外科での血液検査の結果は、造骨細胞、破骨細胞 ビタミンDの値は正常範囲内の最低ライン。Caは不足気味とのこと。 骨は古くなった骨組織を破骨細胞が分解、そして造骨…

こんなの見たことない!!

朝のウォーキングの事、家を出て直ぐの公団フェンス沿いを通り過ぎようとした時、 何やら植物の葉の剣先に朝日を浴びてキラキラと光る朝露?を発見した。 近づいて辺り一面に目をやると、きらきらした小さな朝露の粒が一面に広がり、見たことのないファンタ…

春秋館の新人たち

玄関アプローチにあるプランターの脇に見たことのない双葉の発芽を見つけた。何かと思っていると、それは紅葉の葉の形になった。 1メートル先に紅葉の木があるので頷けた。 でもいつ飛んできたんだろうか興味が湧いてきた。 秋、紅葉する前、葉っぱがまだ緑…

救急車初出動!!

尻もち転倒して動けなくなった叔母と共に救急車に乗り込んだ。馴染みの2件の病院に断わられ、ようやく受け入れて貰った病院は、地名としては聞いたことがあったが、知らない病院だった。そこそこ走って救急車が漸く病院に到着した時は、もう真っ暗っだった…

二度あることは三度ある、救急車出動!!

昨日、同じ敷地内に住む91歳の叔母が尻もち転倒で一週間ほどの入院となった。 5年前に転倒して片方の大腿骨を骨折して人工関節に、そしてそれから2年後やはり転倒してもう片方の大腿骨も骨折で人工関節に。 前二回は夜間のトイレの際の転倒だったが、今回は…

連携プレーで水難救助(妄想)

最近の朝のウォーキング、その日の状況に合わせて五千歩か一万歩か、の行程で行ける公園を選んでいる。そのどちらも水量がある池を囲んでの公園、当然のようにボート施設がある。 ある朝、おじいさんと孫二人で乗っているボートを見ながら歩いていた。 ふと…

30年越しの実践の教え

現在、維摩会 春秋館で仏教の最高峰の教え、唯識学を学んでいる。 四分(しぶん)の中の一つの要素の説明を聞いて驚いた。 入会以来、言葉こそ違うが、ずっと指導を受け、実修してきた内容だったからだ。 この方法によって今の自分があると言っても過言ではな…

〈希望〉のてんこ盛り

実家の裏にあった児童公園は幼い頃からの遊び場だった。 そこには早春に地面から真っすぐに伸びた何本もの枝に、鮮やかな黄色い花だけを一面につけるレンギョウがあった。 こんもりと盛ったその花は、ままごと遊びの御馳走だった。 花言葉が〈希望〉〈希望の…

金木犀の恩返し

金木犀は春に10センチ以上の新芽を出す繁殖力旺盛な木である。 維摩会 春秋館の金木犀は鬱蒼と生い茂っていた。前に立つと「そろそろ限界!」との声が聞えたような気がした。 仲間が枝を透かしてくれ、私は木の中に入り、枯れ枝を取っていると、数本の枝を…

母から受け継いだもの

母の三回忌に、母お手性の見覚えのある針山を貰ってきた。解体して布地を洗ってみた。ウール地のため虫食いがあり、また汚れがとれない。綺麗なところを使って針山をリメイクしてみた。 大きな手で長い縫い針を使って裁縫をしていたことを思い出す。 自分も…

主婦、仏教哲学を学ぶ

針仕事が好きな普通の主婦が仏教哲学を学ぶことになった。 維摩会 春秋館に出会うことがなければ、人生の中でその選択肢はあり得なかったと思う。 以前の自分もそうであったように、一般人において仏教から連想されるものは、仏事の際の僧侶の唱えるお経だと…