心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

キジバトって知っています?


これはキジバトといって、公園やお寺の境内で餌に群がっているドバトとは違うこと、ご存知でしょうか。
ドバトは個体によって色々な模様があるのに比べて、日本在来種のキジバドはこの模様だけです。それはドバトが元は伝書鳩のような家禽だったものが野生化していき、交配の過程で色々な模様の個体が生まれたためです。
ドバトは群れをなして人慣れしていて餌をもらおうと、人の足元に寄ってきますが、対してキジバトは基本人に慣れていません。公園なので地面を歩いているのを見ますが、この写真の個体もそうで、後をずっとついていって、公園の柵に登ったところをパシャリしたものです。
そしてキジバトの鳴き声は「デーデーポッーポー、デーデーポッーポー」という特徴のある鳴き方をします。ドバトは「クックックッ」「ポッポッポ」と短い間隔で鳴くので、はっきりと違いが分かります。
子供の頃の休みの日、親たちは朝寝が楽しみで、自分は目が覚めてはいても起き出すわけにもいかず、寝床の中でゴロゴロしている時、裏の公園から「デーデーポッーポー、デーデーポッーポー」と鳴いているのをよく聞きました。ドバトとは別にキジバトがいるとは、知りませんでしたから、子供心に鳩の日曜日の鳴き方と漠然と思っていました。
大人になってから、この声がキジバトの声と知って、キジバトは元々ヤマバトと呼ばれていて山にいた野生種だそうです。でもその鳴き声はお休みの日にぴったり、のんびり感に溢れています。