心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

救急車初出動!!

尻もち転倒して動けなくなった叔母と共に救急車に乗り込んだ。馴染みの2件の病院に断わられ、ようやく受け入れて貰った病院は、地名としては聞いたことがあったが、知らない病院だった。そこそこ走って救急車が漸く病院に到着した時は、もう真っ暗っだった。

救急の入り口から叔母はストレチャーに運ばれ、診察室に入っていったが、私がウロウロしていると、三人の消防隊員の一人が、「中で受付をするのではないでしょうか。」と先に立ち案内してくれた。次のドアを入ったものの、次にどうしたら良いのか迷っていると、その隊員が「実は僕も今日が初めてで、よく分からないんです。」

ここまで来てようやく今までの幾つかの謎が解けた気がした。

最初に119番に通報した後、ばらくして消防隊員と思われる人から、状況を聞きたいと連絡が入り、同じような説明をした後で「何故今回119番しようと思ったんですか。」と質問された。前回骨折した時ほどの痛がり方ではないが、状況はとても似ていること、動かさないほうが良いと思ったことなどを伝えたところ、「これから伺いますのでお待ちください」との事だった。

それから救急車が来るまで時間がかかったし、来てからの対応も以前に比べてとてもゆっくりだった。

救急車に乗り行先が決まってからも、「初めて行く病院なのでナビしていますので、お待ち下さい」とか、「今のサイレンの使いかたはこうした方が良い」との会話があったり、その時は分からなかったが、ようは緊急性が無いことを確認した上での、新人さんの初出動の訓練だったのかぁ~と合点がいきました。

そうだよなあ、誰も最初から出来る人はいない、経験積んで一人前になるんだもの。

夜の暗がりの中、初めて入る場所は何か病院らしからぬ気配を感じたが、翌朝、入院の手続きの為に再び訪れると、地域の中規模病院とのことで沢山の診察を待つ人で溢れていたが、同時に老人ホーム併設の病院でもあり納得がいった。

老人特有の症状の経験値が高い病院だとしたら、叔母にとっては幸いだ。