心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

後期高齢者と後期高齢者予備軍の初Web面会

尻もち転倒で入院して一週間経過した叔母91歳と、昨日初めてWeb面会をした。

こちら側は主人の母(叔母の姉)、主人、私、私たちも初めての事だったので、少々ドギマギしながら始まるのを待っていた。96歳の母には事前に説明はしたものの、これからやろうとしていることの意味は多分分かっていなかったと思う。

画面に車椅子に乗った叔母が映ると、映像とはいえその姿を見れて安堵感が私たちに広がった。叔母も最初はとまどっていたが、聞きずらかったがその内いつもよりはよく喋るようになった。13分間の面会の終わりがくると「じゃねぇー頑張ってねぇ」と手を振ると、涙がこぼれてきた叔母の背中を看護婦さんが優しく撫でてくれた。そして再びお別れの言葉を言うとほどなくして映像は切れた。

Web面会は1時~3時の十五分間(一日8人)一週間に一度、完全予約制、予約はあっという間に埋まるとのことで、終わった直ぐに来週の予約を取った。

入院して最初の三日間はベットの上で絶対安静だったが、その後、痛めた右股関節に全体重をかけても良い段階に入ったと説明を受けていたので、身体的には安心していたが、夜にせん妄が出て睡眠薬を服用していると聞いてのWeb面会だった。

この短い時間に何を話そうかと事前に考えた。叔母の関心事といえば美容と食事に特化していると思っていた。

予想通り、会話が始まると最初に「顔も洗ってなくて」とそれに対して主人が「大丈夫、今マスクをしているから」に私は「叔母さん大丈夫、十分綺麗よ!」と主人の言葉にかぶせて何度も連呼した。実際91歳の叔母は昔日本舞踊をやっていた関係で姿勢は良く、家事などには全く興味はなさそうだが、いつもローラーでお手入れしている顔の肌はつやつやしている。

また「帰ってきたらウナギ食べようね」の呼びかけにも嬉しそうだったように思う

終了後、母は思いの他、顔が良く見えたと満足気、私たちは画面の小ささと、音声のタイムラグの不満を興奮気味に話し合った。