心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

残り少ないおねだりの機会

今朝の散歩で電線に止まっているつばめの親子を見ました。この写真の直前に、餌をおねだりして羽をバタバタしている個体にもう片方が餌をあげているのを見ました。
また、向って右側の個体の方が尾羽が長いのが分かりますか?左側は巣立ち間もないヒナと思われます。

つばめは春先になると見られる渡り鳥ですが、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インドネシアから2000〜5000kmを飛んでくるそうです。そうまでして飛んで来るのは、日本には虫を捕食する競争相手が少ないので、この時期子育てするのに充分な虫が得られるからだそうです。
秋になると今年生まれたヒナも渡りのため一緒に飛んでいくそうで、4,5カ月後には初の過酷な長距離旅があるわけです。
「ツバメ返し」の言葉があるくらい、飛行能力が優れているのは、その飛び方を見ていても分かります。
細長い釜の刃のような形の翼や二股に分かれた長い尾羽が、その巧みな飛び方の必須アイテムなのは想像がつきます。
ヒナは秋までには尾羽もしっかり伸びて長距離の飛行に耐えうるだけの体力や飛行技術を身につけないと、生きのびることは出来きません。
そうかぁ、巣立った後に尾羽は伸びるんですね、巣の中で伸びたら大事な尾羽がこすれて痛んでしまう、自然の仕組みは理にかなっていて凄いです。