心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

桐は草の仲間!?

本日の朝の散歩で桐を見つけました。

上の方にある茶色の房状のものは何かと思い拡大してみると、

もっと拡大してみると、花が一つニつ残っているのを見て、花が散ってしまった後の景色だったと理解しました。

花は初夏に咲くとありましたので、今年は早く咲いたのでしょうか?来年は是非この薄紫の花で覆われた桐を見てみたいと思いました。
話し変わって、桐と言えば、タンスで有名ですが、実家には母がお嫁入りの時に持ってきた桐のタンスがあります。
母から「女の子が生まれると桐を植えてお嫁に行く時に成長した桐でタンスを作りお嫁入り道具にした。」と聞いた事があります。それくらい成長が早く10〜25年で成木になるらしいです。防湿効果、防虫効果があるので、タンスに適しています。
しかし今回調べてみて非常に特殊な、そして人間にとって有益な性質の持ち主と知りました。
軽さは日本の中では一番、世界中ではバルサ材についで2位ですが、バルサ材は柔らかく釘を打ったりすることは出来ないので、家具材としては不向き、比べ桐は軽量、強度を持ち、材料の狂いが少ないので家具を作ることが出来るそうです。
そして一番驚いた事は、木の仲間ではなくゴマノハグサ科に属し草の仲間だそうです。桐の断面を見ると、中心部が空洞になっていて、草の茎という感じだそうです、周りは木そのものですが。
木材は縦方向に繊維が並んでいますが、桐は繊維に混じって泡のように気泡が沢山あるそうです。
そして火に対して表面がすぐ焦げて炭化して、中が燃えにくくなるそうです。ここまできて昔の金庫の中が桐材だったことが思い起こされました。