心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

18104歩の小冒険

三ヶ月に一度の眼科の帰り、家まで徒歩だと、どの位かかるのか?

2時間10分!!

と携帯のグーグルマップが答えを出してくれた。

う〜ん、歩くか!!

行きは最寄りの駅まで、35分の道のりを歩いた。

少し前までは、歩くなんて考えられず、自転車で行っていた距離だ。

人間の意識って、不思議だ。

1万歩を目標に歩いていた時は、中々1万歩を超すことが、大変だったけど、目標が2万歩になった途端、いつのまにか1万歩は難なく超すようになった。

そして歩いていなかった時は、1時間歩き続けるなんて考えられなかったが、何回か体験すると、今では、どうということはない感じだ。

だから今日の2時間も、初めてのことだったので、躊躇したが、これもその内、普通になるのだろうか?

大体歩きだして感じることは、遠いと思って自転車で行っていた所が、歩いてみると、思いの他近いのだ。

勝手に遠いと思い込んでいたようだ。

最初の1時間半位は、全く知らない道を歩いていたので、町並みを興味津々に見ながら歩いていた。

残す所30分位になった時、なんとなく記憶に引っかかる、交差点名が出てきた。更に歩を進めると、直ぐにそれは叔母の施設の近くだと分かった。生活圏内に入ったのだ。

ここに繋がったんた!!と感動した。

考えてみれば、かつては時々出かけていた、日帰りの山行では5、6時間歩くのは普通だったからね。

だけど道って、当り前だけど、ずっと繋がっているんだと、歩きながら思った。

余り新しい所に行きたがらない自分だけど、今日の体験を通して、生活圏内の外の、まだ行ったことのない道に興味が湧いてきた。

本日は昨日より、日中の最高気温が4度も上がって17度になり、季節が急速に進んだようだった。

歩くに連れて、帽子、マフラー、手袋と次々とはずして、リュックに詰め込んで行った。

道すがら、この暖かさの中色とりどりに咲いていた梅は、寒さの中、1輪づつ咲いていく、私が知っている梅とは違っていた。