心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

97歳の筋肉痛

一昨日勃発した母の腰痛騒動は、整形外科でのレントゲン撮影の結果骨折は無く、筋肉痛と言われて一件落着となった。

一昨日腰が痛いと母が言うのでせんねん灸をやってあげた。

腰だけでなく右側の肩からずっと腰まで痛いと言う。

腰で時々痛いのは左側、いつもの腰痛とは違うと思い、母に何かやらなかったか聞いてみた。

ちょっと考えてから、前日ひしゃくで水を撒いたとのことだった。

エアコンの室外機の水を溜めているバケツから、水が半分になるくらいまでひしゃくで水を撒き、残りはバケツを持って植木に水をあげたらしい。

この動作は今までもやっていたけど、本人曰くこの日は水を遠くに撒くためにひしゃくをかなり振ったとのことだった。

午前中いつもの薬を貰いに主人と病院に行き、帰ってきてからの水撒きらしかった。

この暑さで思っている以上に身体が疲れているということもあるかもしれない。

お灸をやった翌日の朝、様子を聞きにいくと、昨日より腰が痛いと言う。かなり動きにくそうだ。5つ年下の叔母の大腿骨頭骨折の時は、よくわからず動かしてしまった経験があったので、動きを最低限度にしてもらい、整形外科で診察してもらうことが必須と思った。

年をとり肉体が衰ろえてきているのは見ていれば分かることだが、寒い暑いの感覚もにぶってきているのを感じでいたので、痛さの感覚も本当のところは本人が言っていることでは分からないと思っていた。

主人が休みだったのでリハビリで主人と通っている整形外科へ連れて行ってもらった。

病院で肩と腰に痛み止めを打ってもらい、骨折は無いので、その日のデイサービスの運動療法に行っても構わないとのことだった。

処方してもらった薬を飲んで寝て、翌日かなり痛みが軽くなったと聞いて本人も含めて安心した。

水撒きが原因かもしれないと話している時、母が「年はとりたくないねぇ〜」と呟いた。

肉体は年と共に段々と衰えるがそれを認識する意識は、このような体験を経ないと分からないということか「年寄の冷や水」ならず「年寄の撒き水」となってしまった。

身体の衰えるスピードは増していく。維持していくだけでも運動は以前にもまして最重要だ!!