心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

可憐さの演出

今年もコスモスの季節となりました。花が桜の花に似ているとのことで「秋の桜」と書いて、コスモスを和名「秋桜」と表現することからも日本好みであることが伺われます。

花が風に揺れているのは確かに可憐ですが、育てて感じる事はとても逞しいということです。

上にスクスクと伸びる途中で根の張り方が足りないと傾いてしまうことが多いです。

傾いてしまうともう駄目なのかと思っていたところ、地面に接しているところから根が出てくるのを知ってからは、傾いてもそのままにするようにしました。

花が咲く前ぐんぐんと伸びるその茎の周りの葉の様子は「おかひじき」を連想させ、コスモスに抱いていたイメージとは異なりびっくりしたのを覚えています。

それが花が咲く前から葉と葉の間隔が伸び、特に花芽は茎が長〜く伸びたトップに位置することで、咲いた花は風に揺れ可憐に見えます。

日本には明治に渡来し各地で観賞用に栽培されてきて、1969年に野生化しているのを確認されたそうです。

日当たりと風通しが良ければ土壌を選ばず育つ丈夫な植物とのことでした。

今年は暑さの為、雑草取りが十分でなく雑草に負けてコスモス自体も少なく、ちよっと弱々しいしかなぁと思っていました。

そもそもコスモスはメキシコ原産、暖かい気候を好む種と思ってしまいますが、実は年間を通して涼しいメキシコの標高1600メートル〜2800メートルの地域にしか自生しないそうです。

メキシコシティ
もっとも寒い1月の平均気温は14度(最高平均21度、最低平均5度)
もっとも暑い4月の平均気温が19度(最高平均27度、最低平均9度)

冷涼な環境を好むとのこと。

だとしたら、今年のコスモスの弱々しさは雑草のせいだけではなく、暑さのせいもあるかもしれない!だってあの暑さでしたものねぇ〜