心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

隣りのゴットマザー

瀬戸内寂聴さんは90歳になった時始めて老人になったと感じたそうです。
96歳の主人の母によくよく話しを聞いてみると、なんと母も同じだったのです。

私たちがここに引っ越して来たのは5年前、以来脊索狭窄症の疑いで中規模病院を受診したり、白内障の手術、補聴器など、その都度必要な手当をして、落ちかけて来た生活の質を挽回してきた感じがします。
私は自分たちがここに来るずっと以前から色々な身体の不都合な事が続いていたと勝手に思い込んでいました。
勿論年相応の身体の衰えは当然あると思いますが、引っ越してきたばかりの頃は老人会の会長さんをやっていて、毎日のように外出していました。
また一年前位に「私が足が冷える」と言っていた意味が、母自身冷えるようになって始めて分かった、と聞いて本当に驚きました。
そして何よりついこの前まで、91才の妹さんの面倒を見ていたわけですから。

以前から森英恵さんと同級生と言うことは聞いていましたが、今回亡くなられて母の思い出話しを聞く機会がありました。

小学校を卒業した後、試験を受けて入った第11高等女学校
で一緒になったそうです。グループが違っていたのと、同じクラスになったのは一年生時のみだったので、それ程の接点はなかったそうですが、戦争が終わり疎開先から戻っていた頃、森英恵さんが新宿にオープンしたお店に同級生と共にお祝いに行ったそうです。
「小さなお店だったけど、とても優しそうなガタイの良い旦那さんがいてねぇ、皆で羨ましがったの。」「イケメンだったの?」「顔なんてどうでもいいのよ、その頃男の人がいなかったんだから、」「ガタイの良い男の人が残っていることが驚きだったんだから。」
想像を越えた返答に大変な時代を生き抜いて来られたんだと思いました。

ちょっと前は肩関節石灰沈着症による肩の痛みで夜が眠れず大変でしたが、漸く落ち着いてきた所です。

お母さんは洗濯が大好きで特にお日様に干すのが。
昨日その大事な洗濯機が脱水出来なくなってしまい、取りあえず私の洗濯機で脱水しました。

主人が仕事から帰ってからみてくれると、どうやら蓋の締りの不具合らしく、その当たりを強く上から押さえつけたら何とか動くようになりました。

森英恵さんが亡くなる少し前まで普通のいつもだったということが話題になりました。

普通のいつもがつつがなく過せるように、私たちは足りない所の手助けが出来ればと思っています。


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