心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

テレビ報道何がしたいの?

知っています!!?
原発処理水の海洋放出についての現実。本日の産経新聞に7カ国の放出量が載っていました。

1.フランス 1京ベクレル
2.カナダ 1190 兆ベクレル
3.中国 218 兆ベクレル
4.英国 186 兆ベクレル
5.韓国 71 兆ベクレル
6.米国 40 兆ベクレル
7.日本 22兆ベクレル

海洋放出は技術的信頼度の高い現実的な処理方法だそうです。

汚染水の大半の放射性物質は取り除かれるが 、トリチウム (3重水素)だけは除去できずに残るとのこと。

トリチウム 水 はさらに 海水で100倍以上 希釈し、国が定めた 排出基準の1/40 未満まで濃度を薄めた後、海に流す これが 「処理水」と呼ばれる。

トリチウムは自然界に多く広く 存在し 体内にも微量ながら取り込まれている。各国の原子力施設から海に放出されているがこれまで施設周辺で人体や環境に重大な影響は確認されてないとのこと。

日本は昨日午後から放出を開始したわけだが、東電の放出計画では今年度は5兆ベクレル、次年度以降は徐々に増やし、最大でも22兆ベクレル未満に抑えようとしているらしい。

海外では韓国71兆ベクレル、
日本が処理水の放出を始めたことに対して、日本産水産物の禁輸措置を発表した中国は218兆ベクレル、フランスは1京ベクレルと桁違いの排出量だ。

処理水の貯蔵は高さ10メートルの大型タンク1046基(137万トン) あり、8月時点で約134万トンタンク容量 全体の98%使用済みで、ようはもう貯めるタンクがなくなるのが現状だ。

他の国がもう既にやっていることを、それらの国よりかなり少ない量を排出するのに、
日本は、
「さあこれから排出します!排出します!」
と声高に言い過ぎているような気がしてならない。そこになんの意味があるのか。

本日の産経新聞に掲載された各国の排出量を見て驚いてしまった!!

テレビでは、流し始めをカウントダウンするかのような繰り返しの放送、沢山溜まった処理水タンク映像が繰り返し写り、漁師さんの風評被害が心配(言っている人はいつも同じだけど)との意見が何回も流されていた。

これらのテレビの報道を見ていたら、日本はいかにも沢山の処理水を流して、猟師さんたちは困っていて、中国は怒って日本産の水産物を買ってくれなくなるらしい。日本はなんて悪いことをしているのだ。と思ってしまうかもしれない。

何で本日の産経新聞の記事に載っているようなことを報道しないのか!!

受け取り方が全く違ってくると思う。

テレビ報道の偏りを感じてしまうのは私だけだろうか。

テレビ報道鵜呑みにしては危険だと思った。