クイックルワイパーってご存知だろうか？
ヘッドにウェットやドライの不織布を取り付け、立ったまま床が拭ける掃除用具です。
友人が不織布を取り付ける時指が痛いと呟いた。
うんん？？
指の皮膚が柔らかいのかと思い触らせて貰ったが、まあ私に比べれば柔らかいがさして違いはない。 どうして痛いのか、私の世界には存在しない感覚だった。
構造をご存知の方は多いと思うが、不織布を固定するのに四隅にある切れ込みに不織布と共に指を突っ込むことで不織布がしつかり固定されるが、この指を突っ込む時が痛いらしい。
まあ彼女が使っているそれは旧式のタイプで確かにその切れ込みは少し固い素材かもしれない。しかし不織布と共に指を突っ込んで私は1回も痛いと思ったことは無い。
「ズボッと指突っ込んでみたら、ゆっくりするから痛いんじゃないの」
「本当だ痛くない！！有難う！！」
一つの同じ掃除用具を前にして、展開される二人の世界の違いに軽い衝撃を受けた。
人によってこんなに違うんだ！！。それぞれが本人にとっては真実だ。
大体私はヘッドを上に持ってきて、他の指より太い親指を２箇所同時に切れ込みに突っ込んでいる。２回の動作で不織布装着完了。
合理的に効率的にやることは間違いでは無いが、私はついせかせかとしてしまう、もっとゆったりおうように行動することが自分には欠けていると思う。
