自転車の後のカゴに小さな土の袋一つとその他荷物を積んで出かけた。私としてはマックスの重さではない。
いつも空身で登っている坂、池のある公園から短い距離で上の道路に出るので結構な急坂だ。電動自転車だから登れていたと思う。
いつも通りに登ると、何かいつもと違う。なんだぁと思っていると、とうとう、もう少しで頂上の道路手前で止まってしまった。
降りよ!!と思い、降りようとしたところ、
自転車が倒れた!!
後のカゴの重さのせいだ。
その時は何で倒れたなんて分からない。倒れるにまかせると右膝で着地。結構痛いけど、骨が折れるとかいったものではない。
通りかかったおじさんが「大丈夫?」と声を掛けてくれた。
「大丈夫です!」と言って
、起きようとしたが結構な傾斜に居るので、身体が回ってしまい、起きれずにもたもたしていた。
突然起ったことで、頭がいまいち、状況に付いていけてない感じもあり、思うように動け無い自分が何だかおかしかった。
おじさんは私が直ぐに起きてこないので、「自転車起こすの手伝うよ」と言ってくれた。
そして自転車を起こしてくれようとした所、後のカゴが重くて起き上がらない。
私もやらなくては!!と思うと、身体は動いて自転車に駆け寄り、無事に起こすことが出来た。
おじさんからハンドルを受け取り「本当に助かりました」
と何度もお礼を言った。
自転車の荷台の重さに驚いたのか、一人で起こせなかったことへのバツの悪さからか分からないけれど、何か言いたげなおじさんは無言でした。
ジーパンは穴が空くほどではなかったけど、ダメージを受けていた。家に帰ってから見ると、ジーパンの下のタイツには3センチほどの穴があき、膝小僧には久々に擦り傷をみつけた。
何か薬を付けたわけではありません。
小学校の時は膝小僧の擦り傷が耐えなかったっけ。お風呂に入る時沁みるんだよねぇ。
手でぎゅっと押さえて入ると痛くないこと自分であみ出した。
でも今は防水パッドなるものがあり、お湯にゆっくり浸り緊張した身体をほぐすことが出来た。
もうこの坂を荷物を積んだ自転車で登ることはないけれど、何が起こるか分からない、購入しようと思ってグズグズしているヘルメットを早く買わなきゃと思った。