心躍る学びのつれづれ

維摩会 春秋館でお釈迦様の教えを学んでいます

混沌から轟音へ

誰しも、踏切の「カンカン」という音、耳にしたことあると思います。

小さかった頃は身近で聞くことが多かったですが、都会においてはどんどんと線路の高架が進み、大人なる頃には、生活圏内で消えていったも物の一つでした。
それが数年前に主人の実家に引っ越して来て最寄の駅前に踏切が出現しました。

都内でも残り少ないと思われる、踏切を有する某私鉄沿線です。ようやく高架化の話しが出てはいますが。

この駅前、影像ではレンズの関係で広く感じられますが、
狭い中、踏切前で待つバスは向う側のバスターミナルへ。またそれとは別路線のバスが駅前の停留所で待機した後、ゆっくりと方転換をして、一方通行の道へ進みます。
その為バスを誘導する係員が常駐していて、買物のため、角のやおやの前で自転車を止めたようとした時「バスが回転出来ない」と注意されたことがありました。
進入してくるバス、タクシー、自動車の流れる方向は決まっているものの、駅前にはスーパーもあり、集まってくる自転車たちは縦横無尽に走っています。
引っ越して来たばかりの頃、久しぶりの踏切に「今どき踏切がこんなに身近にあるなんてびっくり」と思うと同時に、自転車でこの広場を突き切るのが恐くて、「まさにカオス!」と思いました。
それが今やすっかり慣れて、混沌と思えた中にも秩序があり、その場の流れに乗ってスイスイとぺダル漕いでいます。

現在はそれよりも、人と自転車専用の別の踏切で、目の前を地響きと共に轟音をたてながら通過していく電車の迫力に心奪われています。